「ショートカット」を使ってラクしよう!【文字入力編】
パソコンの操作は得意ですか?
何となく使えてるけど、なんだかいつまでたっても抵抗がある。
そんな方に知ってもらいたい情報を不定期にお届けしたいと思いました。
さて、今回のテーマは「ショートカット」を使ってラクしよう!【文字入力編】です。
こんな時こそ「ショートカット」
Windowsパソコンを使われている多くの方は日本語でローマ字入力をされているかと思います。
いつものようにパソコンを起動して、さて今日はエクセルで報告書でも作ろうかとしたある日。
「報告書」と入力したつもりなのに「くらなのらのなとくら」とキーボードが返して来た。
???
気を取り直して「英文字」に切り替えてみて「Report」なんて気取ってみても、
内容全てを英語で仕上げるなんてムリな話で、続きを「日本語」に切り替えて
「といみまにかなみらのちにきにしい....」
(senjituno kaigi de...) とタイプしたはずなのに、魔法の呪文が続くばかり。
パニックになって、弊社にヘルプの電話を!と慌てた事のある方はいらっしゃいませんか?
今回は肩こりじゃなくて、#頭痛した~とか#血圧上がった~とかの症状に効くかもしれない情報です。
あなたのキーボードは、魔法によって呪文しか打てなくなったのではなく、
「かな入力」が使えるように設定されていたのです。
「かな入力」とは、キーボードトップに書かれた平仮名をそのまま打てる入力状態を指します。
実は、普段windowsで日本語を入力するとき「MS-IME」というソフトウェアを利用しています。
そのソフトの設定が、何かの拍子で変更された事が原因です。
つまりその原因は、誰かが設定変更のいたずらしたのかもしれないし、
普段「かな入力」をしている上司があなたのパソコンを一時的に借用した時に行った設定変更を
元に戻さなかったのかもしれません。
でも、もしかしたら、ご自分で設定したのかもしれませんよ。「ショートカット」キーを使って。
「ショートカット」で変更しよう!
大分前置きが長くなりましたが、「かな入力」と「ローマ字入力」の切り替えは、「ショートカット」で
簡単に変更できます。
今回使うのは「Alt」キーです。「オルト」キーと呼んでいます。
英語では、Alternate key(代用という意味です)。
またもや左手を使って「オルトキー」を押さえてください。
このキー、どこにあるかご存知ですか?
図では赤く色付けしましたが、「Alt」と書かれた左下にあるキーが「オルトキー」です。
利用されているキーボードの種類にもより配置が違う場合もありますが、大抵は最下段の左隅から3番目辺りに存在します。
右側にある「Alt」キーも、同じ機能を持っています。
普段このキーは連打しても、押し続けても何も起こりません。
修飾キーとも呼ばれるように、他のキーと組み合わせて使うためのものです。
組み合わせるためには、まず先に押さえて、押し続けたままで別のキーを叩いて、その瞬間に両方の指をキーから離す。という操作になります。
慣れれば瞬間に無意識でできますが、タイミングがつかめるまでは、ゆっくりと左手の指で先に「オルトキー」を押さえてから、右手の指で任意のキーを軽く叩いたら両方の指を同時に離す…を意識してやってみるとよいでしょう。
では、実際にショートカットキーを使って「文字入力モード」の切り替えをしてみましょう。
パソコンの状態は、普通に文字入力の状態が確認できるように「メモ帳」などを
開いておきます。
【オルト + "ひらがな" で入力モード切替】
①左手の指で「オルトキー」を先に押さえつけたまま、
②右手の指で「ひらがな」をポチッと1回だけ押してみてください。
ポチっとできたら両手を離して大丈夫です。
では、キーボードから「A」を探してメモ帳に入力しましょう。「あ」と出れば「ローマ字入力」モードです。
「ち」と入力された時は「かな入力」モードです。
同様の操作をもう一度行えば、モードが逆に切り替わるはずです。
さあ、今回のよくあるトラブルは簡単に解決しました。
それと同時に気づくかもしれません。犯人は、自分だったかもしれない事に...
最近コントロールキーを使ったショートカットキーを駆使してる自分。
でも何かの拍子にコントロールキーをオルトキーと間違えて左手で押さえて、
その瞬間右手では、句読点などを打ったつもりが、その下にあるキーを間違えて押した...?
先ほどは「左側のAltキー」を使って動作を丁寧に解説しましたが、「右側のAltキー」も同じ機能が備わっています。
しかも「ひらがなキー」はそのスグ右隣にあります。試しに二つのキーを右手の親指で
同時に押してみたら----! もうおわかりですね?
日本語の入力モードは、ショートカットで簡単に切り替わる!という事を覚えておけば
次の魔法の呪文が並んだ時には、血圧上げなくて済みますよ。
右手の親指でふたつ同時押し☆です。
※一本指打法の場合、Altキーのある右側からひらがなキーのある左側に指を転がす感じで押すのがコツ
マウスを使った日本語入力の環境設定
もし、キーの操作をしても思ったような結果にならない、操作の前後の違いがわからない、という時は、キーボードの操作は諦めてマウスで環境設定を見直しましょう。
※キー操作は、お使いの環境によって動作が大きく違う場合があります。
※ソフトウェア的に、別のキーが割り当てられていたり、そもそも該当するキーが見つからないなど物理的な違いによって、予想通りの設定に変更できない場合もあるでしょうその場合は、マウス操作で行います。
Windows10では、キーボードは使わずに、同じ設定変更ができる方法が3つありますので、
ショートカットを使った設定変更が上手くいかなかった場合は、こちらも試してみましょう。
①IMEツールバーを使う
初期設定のとおりであれば、モニター画面の最下部にツールバーが表示され、小さなツールアイコンが並んでいます。
日本語モードと英語モードを利用している時に「あ」「A」と表示が切り替わる小さなボタンが「MS-IME」の設定ボタンです。
右クリックして、開いたメニューから「ローマ字入力/かな入力」を選んで、設定を変更できます。
②プロパティ画面を使う
①で解説した「IMEツールバー」を右クリックして、開いたメニューから「プロパティ」(①で利用したメニュー項目の一段上にあります)を選択し「詳細」ボタンを押します。
「Microsoft IME の詳細設定」画面が開きます。
【"全般" --- "入力設定" --- ローマ字入力/かな入力】
「全般」タブの「入力設定」の最初の項目にプルダウンメニューが表示されています。
「ローマ字入力」「かな入力」お好みの設定を選択したら「OK」ボタンを押します。
③Windowsの設定
スタートボタンを押して「歯車」マーク:「設定」を開きます。
「時刻と言語」→
「言語」「日本語」「オプション」→
「Microsoft IME」「オプション」
「ハードウェアキーボード」 「かな入力を使用する」で
「On/Off」いずれかを選択する事で同様の設定となります。
頭痛もスッキリ!?
やっぱり、ショートカットキー使った方が早くてラクでしょ!
ほかにもとても便利なショートカットが用意されていますので、よく使うものから順番に覚えてしまうと、作業効率が大幅にアップできるでしょう。
マウスで何枚もの画面を開いて、ようやく完了する設定を指1本でほんの1秒もかからずに完了することができる魔法のような操作方法をご紹介しました。
めでたしめでたし。
Alt+ 「F4」
「F4」という上の方に並んだファンクションキーを組み合わせます。
現在使っているアプリケーションを即座に終了する事ができます。
Alt + 「Tab」
「Tab」キーは左側の上の方にあります。
パソコン操作は、色々なアプリケーションやウィンドウを同時に開いて、それを切り替えながら行う事が多いです。
「ブラウザ」を開いてそれを見ながら「メール」を書き、書いてる途中で「エクセル」の表を参照し...
なんて時に、左手でさりげなく画面を切り替える事ができます。
Alt + 「矢印」
「ブラウザ」等を閲覧している時に使えます。
「←」キーで、前に見た画面に戻り、「→」キーで、最近見た画面に戻ります。
ページをパラパラめくる感覚で画面を切り替えられます。
今回のテーマは「ショートカットキー」第二弾でした。
どちらかというとキーボードのタイピングが苦手な、太い立派な指をお持ちのお父さんにお勧めの「必殺技」をご紹介しました、
2つのキーを同時に押して超省エネ打法!
のんびりと回りくどく説明しましたが、一度分かってしまえば、それからはスイスイとお仕事が捗るはずです。
今回使った「Alt」キーは、「代用」を意味するとおり、エクセルなどのアプリケーションでは、操作メニューに対して「代用」できる便利なショートカットキーが沢山割り当てられています。
よく使う機能をキーボードから呼び出せると、作業効率は大幅アップしますので、いろいろお試しください。